カテゴリー:月刊ドラマ
特集
第四回「市川森一脚本賞」受賞
足立 紳
一般財団法人市川森一脚本賞財団主催、次代のテレビドラマ界を担う新進脚本家を顕彰する『市川森一脚本賞』。第四回の今回は『佐知とマユ』の足立紳氏に贈賞した。
足立氏に『佐知とマユ』執筆の経緯から、第38回創作ラジオドラマ大賞を受賞し、ドラマ化に際し行った直しについてなど伺ったロングインタビューと、授賞対象作『佐知とマユ』決定稿を掲載。
シナリオ
NHK総合テレビ 初回放送・2015年10月25日
足立 紳『佐知とマユ』
5歳の時に母親に捨てられ、児童養護施設で育った中山佐知。20歳になった今は、24時間営業のスーパーマーケットで深夜にアルバイトをする日々だ。ある日、佐知はスーパーの常連客である家出少女・マユから声をかけられるマユは出会ったその日に、野良猫のように佐知のアパートに転がりこみ、そのまま居ついてしまう。数日が過ぎたころ、佐知は叔父の直之から、母親の由美が見つかったと聞く。動揺しつつアパートに戻ると、マユが男を連れこんでいた。マユの姿にかつての母の姿が重なり、佐知の幼い日の記憶がよみがえる。怒りのままマユを追い出す佐知。が、ほどなく戻ってきたマユの、とんでもない秘密を知ることに……。
出演:門脇麦 広瀬アリス 本田大輔 与座よしあき 塩野瑛久 富田靖子ほか
NHK総合テレビ ドラマ10
大石 静『コントレール〜罪と恋〜』1・2回
無差別殺人事件で夫を失った孤独な女。絶望の淵で出会った運命的な恋の相手は、夫を殺した男(ひと)だった……。愛してはいけない相手と知ってなお、激しく求めあう二人。そして女を想い、その恋をそっと見守る優しい刑事……。切なく激しい、大人のためのラブストーリー。
出演:石田ゆり子 井浦新 原田泰造 桜庭ななみ 堀内敬子 野際陽子 ほか
関西テレビ・フジテレビ系 火曜よる10時〜放送
黒岩 勉『僕のヤバイ妻』1・2話
裕福な令嬢との恋愛結婚、広告代理店を脱サラしカフェの経営と、一見順風満帆な人生を送っているように見える幸平だが、裏では本音を隠した妻の気遣いと束縛に息苦しさを感じ、不倫相手と妻殺害を企てていた。しかしある日、妻を殺害しようと決心した幸平が家に帰ると、妻は何者かに誘拐されていた。犯人からメッセージが届き、莫大な身代金の要求をされる幸平は追い詰められてしまう。そして徐々に浮かび上がってきたのは、幸平の全く知らない妻の恐るべき素顔だった……。
出演:伊藤英明 木村佳乃 相武紗季 キムラ緑子 佐藤隆太 宮迫博之ほか
特別企画
東多江子『今さら聞けないシナリオ公募の疑問にズバリ答えます』
シナリオを書く際で気になることがあるけど、今更聞くこともはばかる……シナリオを勉強されている方々から寄せられる質問をピックアップし、脚本家で審査員の経験も豊富な東多江子先生がズバリ回答。
連載
北阪昌人の enjoy! radio drama(2)
好評連載・北阪昌人氏の『ラジオドラマ脚本を書いてみよう!』がリニューアル。ラジオドラマ脚本の第一人者としての日々の雑感など綴るパートと、ラジオドラマ脚本の誌上講座の2部構成で、ラジオドラマを創る楽しさを紹介していく。
こうたきてつや『テレビドラマ史—作家が紡いできた世界—』(20)
長い放送の歴史の中でテレビドラマが果たしてきた役割——何が生まれ、何を得て、何を失ったのか? 脚本家がテレビドラマでどんな世界を紡いできたのかを紐解くことで、現在のテレビドラマが抱える問題を浮き彫りにする。今回は『テレビドラマの新たな創造(6)〈発展期〉〜一九七〇年代前半』。
放作協通信(44)
一般社団法人日本放送作家協会の最新情報を伝える広報ページ。
今回は、第4回市川森一脚本賞を受賞した足立紳氏にお話を伺う。
さらだたまこ/カフェ・ラ・テの庭で(86)
AM1422kHz ラジオ日本・木曜深夜2時から好評放送中のトークラジオとのコラボ企画。
今回は、脚本家の山野辺一記さん、いとう斗士八さん、藤井香織さんのトークを誌上採録。
シナリオ公募情報
(中間選考結果)
第16回テレビ朝日新人シナリオ大賞 二次選考通過作品発表
(募集要項)
シナリオ・センター大阪校創立40周年記念 20枚シナリオコンクール
南のシナリオ大賞
WOWOWシナリオ大賞
NHK名古屋 創作ラジオドラマ脚本募集
創作テレビドラマ大賞
新人シナリオコンクール
ライター掲示板
騠橋幹子 葉月けめこ 広田光毅 前川洋一 村井さだゆき 村川康敏
オーディオドラマコーナー
寄稿
『ミンヨン 倍音の法則』DVD発売に寄せて
佐々木昭一郎/一ノ瀬邦夫/山下徹二郎
トピックスコーナー
大森美香氏、古沢良太氏に橋田賞/アニメ功労賞に吉田喜昭氏/公開セミナー『NHK土曜ドラマ「64(ロクヨン)」』/訃報