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シナリオ作法四十八章

ドラマ別冊「シナリオ作法四十八章」
舟橋和郎・著

A5判 168ページ 定価1,490円(本体1,380円+税) 送料102円
雑誌コード03548-10   JANコード4910035481049

日本映画の黄金時代に文芸作品からコメディ映画まで幅広く多くの脚本を手がけたシナリオ作家が、プロを目指す人々に系統立てて具体的に方法論を示すシナリオ作法の名著。テレビドラマと映画の違いなども論じ、今日的であり、時代を超えた充実の内容となっている。
「これから私がここに書こうとしていることは、プロのシナリオ・ライターを志している初心者のための、手ほどきである。頭にとめておいてもらいたいことは、プロという言葉と、初心者という言葉である。プロ、即ちプロフェッショナルとは、それでめしを食う人のことであり、職人と言いかえてもよい。私は私自身の職人としての経験から会得したシナリオ作法を、それを志す読者に申し伝えたい。単に映画やシナリオを愛する人たちだけでなく、プロのライターを志す人たちのためにである」(まえがき・より)

本書は、シナリオ作法書の単行本として発刊され、6刷を重ねた後、しばらく絶版となっていましたが、このたび月刊ドラマの別冊として発行することになりました。この機会にぜひお求めください。

<著者・ふなはしかずお プロフィール>明治大学文芸科卒業後、文藝春秋社長菊池寛の秘書を経て、大映本社企画部へ入社。戦後、脚本家としてデビュー。作品に「きけわだつみの声」「二等兵物語」「雁の寺」「剣」「急行列車」「与太郎戦記」など、文芸作品から喜劇まで幅広く執筆。シナリオ作家協会・シナリオ講座の講師を永年勤め、多くの後進を育てた。

目次
1 映画とTVドラマとはどう違うか
2 映像と文学とはどう違うか
3 映像と演劇とはどう違うか
4 “絵になる”とはどういうことか
5 モチーフをとらえよ
6 素材をよくしらべよ
7 テーマをはっきりさせよ
8 ヒット性のある企画とは何か
9 登場人物をきちんと設定せよ
10 人物にはっきりとした性格を与えよ
11 ストーリイを面白くつくれ
12 シナリオの形式いろいろ
13 大バコで起承転結を構成せよ
14 何を省略し、何を生かすか
15 小バコはなるべく詳しくつくれ
16 シナリオの原稿はどう書くか
17 ドラマはどう書くか
18 ト書はどう書くか
19 セリフはどう書くか
20 ファースト・シーンいろいろ
21 導入部で観客をひきつけよ
22 人物紹介あの手この手
23 状況説明あの手この手
24 時間処理あの手この手
25 シャレードの使い方あの手この手
26 小道具の使い方あの手この手
27 ナレーションの使い方あの手この手
28 ウリ、伏線はどう張るか
29 狂言回しはどう使うか
30 アト説という手
31 回想の使い方について
32 モンタージュについて
33 シナリオの話術とは何か
34 心理描写について
35 人物を活写せよ
36 リアリティを尊重せよ!
37 Struggleこそドラマである
38 サスペンスをUPせよ!
39 すべてはクライマックスのために
40 クライマックスのあとの情緒的感動
41 文学を脚色するポイント
42 ホームドラマのツボは何か?
43 推理劇のツボが何か?
44 喜劇のツボは何か?
45 やってはならないシナリオ作法上のミス
46 説明の多いシナリオは不可
47 芝居が書けてないシナリオは不可
48 山場が盛り上がらないシナリオは不可