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2016/04/22

4月22日

日誌

一昨日の市川森一脚本賞の授賞式で、始めに市川先生の在りし日の写真が出てきました。そこで思い出した言葉は先生がよく使われていた「夢みる力」です。『夢』という言葉がお好きでした。「夢みる力」とは、夢見ることが生きるエネルギーになるという意味に勝手に思っています。そこから連想したのは『あきらめない』という言葉。これは明日から公開されるディズニー映画『ズートピア』のテーマ。で、今回この映画の試写を見て、また脚本家・共同監督のジャレド・ブッシュ氏、プロデューサーのクラーク・スペンサー氏の「シナリオ」誌インタビュー(6月号。5月2日発売に掲載)に立ち合って話を聞いて気づいたことがあります。それは、あきらめなければ夢は必ず実現する、とは言ってないこと。夢はなかなか実現しないし、実現したと思ったら、現実は思い描いていたものとは違っているかもしれない。でも、夢を「あきらめない」ことこそが大事なのだと。市川先生の「夢みる力」も同じことを言われているように思いました。