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2013/09/06

「抱きしめたい!」の松原敏春氏つづき

シナリオ界見聞録

何度かインタビューさせていただいた松原敏春氏。『抱きしめたい!』については、次のように語っています。
脚本を書き始める時、以前は登場人物の履歴書を作ったが、最近は、こういう人物設定でとあまり深く考えないで始めるようにしている。1回目、2回目あたりは、わりあいいい加減に書いちゃって、稽古や出来上がった録画を早めに見せてもらって、“そういうことだったのか”と、そこから決め込んでいく。見てくれる人に預けちゃう。見てくれる人が作ってくれる。
「特にフジテレビで『抱きしめたい!』と『ハートに火をつけて!』やったときは、全くそうでしたね」「最初、浅野ゆう子も浅野温子も、私どういう人なの?というわけです。一般的な女のコだよ、浅野ゆう子さんだよ、浅野温子さんだよ。私のほうがボケなの?ツッコミなの?と聞くわけです。両方両方と。二人ともすごく不安がった。俳優さんもドキドキしてやって。だから、見てるほうが作るんです」