2014/04/01
桜の季節になると佐々木守氏を思い出す。と、いうのは、毎年、東京のテレビでは、桜の咲く頃、千鳥が淵の濠端の映像が流れるからだ。佐々木氏と桜は何の関係もないが、佐々木氏が千鳥が淵を望むクラッシックなホテルを仕事場にしていて、そこへ原稿を取りに行ったので、千鳥が淵というと佐々木氏を思い出す。60年代~80年代、佐々木氏の活躍の場は広く、斬新なテレビドラマ、映画、漫画原作、とにかく超メジャーだった。その氏が後年、たしか放送作家協会主催の脚本コンクールの授賞式の後輩へ向けてのスピーチで、「脚本家の仕事は、ある日、突然脚本の依頼が来なくなることがある」と言ったのが妙に印象に残っている。
Category: シナリオ界見聞録