2022/04/02
第10回「市川森一脚本賞」の贈賞式の前に午前中から「テレビドラマの巨人たち~人間を描き続けた脚本家」シリーズの催しがあり、今回は「岩間芳樹」特集。亡くなったのが1999年だから若い人は知らないだろうが、すごい作家だった。今回トップで上映された日仏合作『ビゴーを知っていますか』(1982年、NHK 120分)を観た。浮世絵に憧れて明治の初めに来日したビゴーが日本が変わりゆくことに心いためるストーリーで、まるで今日の日本へのメッセージのよう。しかし堅苦しくない。ラブストーリーとしても観られる。映画館で上映してもおかしくない。そんなテレビドラマが80年代は岩間作品だけでなくあった。今は連ドラばかりになってつまらない。
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