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2015/08/07

8月6日

日誌

今日は蝉がよく啼いてましたねえ。そろそろ秋の気配か。猛暑の渋谷スクランブル交差点を渡って、某定例会合へ。諸先輩から刺激を受くるべく参加出来るときは顔を出しています。編集部へ帰ってから伝票整理。
先日、『北のドラマづくり半世紀』(北海道新聞社)という本を著者から贈られました。著者は北海道放送で数々の秀作ドラマやドキュメンタリーを創ってこられた長沼修氏。東芝日曜劇場が単発形式だったころ、倉本聰氏や市川森一氏の脚本作品を掲載の際にお世話になった方です。が、直接面識がなかったので、驚き、恐縮しました。今日読み終えて、しみじみ、あの時代の北海道放送(HBC)をはじめとするCBC、ABCのちMBS、RKBの局が競作した日曜劇場に思いを馳せました。ほとんどがオリジナルで脚本家の力が存分に発揮されていた。あのような一時間単発おもにオリジナル競作枠の復活がドラマ界を活気づけると思う。『北のドラマづくり半世紀』はドラマ制作現場の北海道ならではのエピソードが興味深いのですが、私としては何より脚本を大事にされていることが文中や行間から熱く伝わってきました。音声さん、美術さんのことも言及していて、知らないことを教えてくれて、嬉しい本です。