2017/11/17
シナリオ1月号の校了を間近にして昨日はインタビュー、今日は掲載作品の試写というタイトなスケジュール。作品は桂千穂、大林宣彦脚本の『花がたみ』です。いや、映画のタイトルは『花筐』です。『花がたみ』は40年前に書かれた脚本。それが『花筐』となって結実したわけです。原作は檀一雄の短編小説。大林監督の劇場映画デビュー作は『HOUSE/ハウス』ですが、実はこの『花筐』がデビュー作として考えられていたそうです。『花がたみ』と『花筐』は物語の骨子は変わらないもののテイストは随分違います。芸術性が強い近頃には珍らしい映画でした。