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2019/04/25

4月24日

日誌

東京・赤坂、編集部の近所を歩いていたら、昔からある喫茶店のシャッターが下りていて、「閉店」の貼り紙があった。近頃、この界隈、「閉店」が多い。出来て間もない店がたちまち閉店というのも多いが、何十年も続いていた店が「閉店」も目立つ。これが時代の変わり目ということか。こんなことを思うのは、先週土曜日のイベントで早坂暁氏のことを思い出したからだ。氏は昭和を描いた作家である。昭和が終わって平成になった直後にインタビューしたとき、感懐をたずねると、「昭和が終わったんだなあ」と。その言葉に多くの思いがこもっていた。