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2015/05/12

5月12日

日誌

今にも雨が降って来そうな東京・赤坂です。5月前半に台風襲来とは。仕事もハードスケジュール来襲です。来襲ではなく来週には月刊シナリオの校了ですから、今日これからは歯痛と闘いつつ、その原稿作り。ところで、今月18日発売の月刊ドラマ6月号には、元「シナリオ」編集長で後年は大学や専門学校でシナリオの講義を受け持っていた鬼頭麟兵氏の編・監修による「シナリオ用語事典」を再録しています。この記事を作っていて感じたのは、時代の変化。フィルムからデジタルへ、原稿用紙からパソコンへ。今では使われない用語が多くあるのには考えこんでしまいました。一つ言えることは、昔のシナリオは今日では演出、編集、画像処理などまで書き込んでいるものが多かった。そのため用語も多かったわけです。こうした指示がシナリオにあるのは職域オーバーと今日では言われ、嫌われています。当時は、脚本家も撮影現場と密接だったし、スタッフとのコミュニケーションもあったので、用語の多用となったのでしょう。