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2016/09/28

9月28日

日誌

長い間シナリオ雑誌の仕事をしていると、業界の移り変わりというか変容を実感することがあります。シナリオ作家志望者がシナリオ専門誌(つまりそれが我らの仕事)を定期的に読まなくなったというのは最も切実な現象ですけど、テレビはともあれ映画界の変容には(しばらく離れていたこともあって)驚いてます。一言で言えば、シナリオ作家の地位の平均的低下という悲しい現実です。いや、脚本・監督を同一人がやることが多くなり、職業としての存立さえ危ない状況です。映画の場合ですが。脚本と監督、二つ以上の才能がぶつかり合って傑作が生まれる。そうあってほしい。